2016年02月15日

僕のスウィング/ヨショ・ステファン

最近の五十嵐ファンサークルfacebookでは、五十嵐のここ3年ぐらいの新曲の歌詞と、五十嵐の見たDVDのタイトルと一言などが見れて、ファンのみなさんのリアクションとともに楽しく読ませてもらった。五十嵐の帯広ライブの時も言ってたけど、五十嵐は本当に良くDVDをみているようで、数はそうとうなものだろう。年間何百という単位らしい。

その点僕は映画やDVDは最近本当に見なくなった。漫画やドラマも全く見なくなった。大学時代毎週火曜日(火曜日だけは部活がなかった)は必ず映画館で映画を見ていたのに。見なくなったのは特に理由はないけど、働くようになってからあまり気持ちに余裕がないのだと思う。映画を見るには2時間の覚悟が必要だから、なかなかその覚悟ができない。本当に時間貧乏な自分をうらめしく思う。

そんな中、今日はインフルエンザにかかって1週間学校を休んでいた次男坊(3年生)がやっと元気になって、ツタヤでDVDを借りたいというので、一緒に行ったのだ。最近DVDなんて借りることなかったから、1本100円という安さに多少驚き、自動貸し出し器で借りれるのにも多少驚いた。

次男坊がいろいろ物色している中、僕はなんとなくヒューマン系洋画の旧作コーナーをみていたら、「僕のスウィング」という映画があった。実は、ずっと前から気になっていた映画で、当時の映画紹介番組で映画評論家のリリコだったか、クロだったが、そのギターのすばらしさを熱弁していたような記憶がある(考えてみれば、リリコもクロも似ているなぁw)。そして、子供のビデオと一緒に借りることにしたのだ。
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この映画は2002年か2003年の映画なんだけど、当時僕はジプシーキングスが好きではあったけど、ジプシースウィングは知らなかったのだ。当然ジャンゴチャボロシュミットも知らなかった。だけど、今はyoutubeの時代だ。ジプシースィングのすばらしい演奏を楽しんでいるのだ。今となってはジプシースウィングが本当に好きな音楽ジャンルとなっている。

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ジャンゴ=ラインハルト(wikipedia よりhttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%82%B4%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%8F%E3%83%AB%E3%83%88)

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映画「ぼくのスウィング」は、ジプシースウィングのギタリストであるミラルドのギターにヤラれちゃった、間の抜けたソバカス少年マックスが、ミラルドにギターの教えを請うとういうのが発端となる映画。マヌーシュ(ジプシー)であるミラルドの住む街は、貧しいスラム街で、ブルジョア街の少年マックスがそこに通ってギターを習っているうちに、ミラルドの姪である少女スウィングと友達になり、小さな恋がはぐくまれるという映画となっている。そこにマヌーシュのすばらしい音楽と、音楽や自然の知恵を口承で伝える生き方、そして放浪と迫害の歴史なんかが織り込まれている(この辺はアイヌの文化と通じるものがある)。※間の抜けたソバカス少年ってのは、五十嵐ファン以外なら変に思うかもしれないけど、五十嵐の曲「お嬢さんお手やわらかに」の歌詞を文字ってるだけで、この少年マックスの間が抜けているということではありません。

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この映画のすばらしさはなんといってもミラルド役のチャボロシュミットのギターだ。ジャンゴからのジプシーギターのスタンダードナンバーの旋律の良さ、ギターテクニックは本当にすばらしいと思う。そして子役の男の子(マックス役:オスカーコップ)と女の子(スウィング役:ルーレッシュ)の笑顔が本当にいい。女の子は無邪気なんだけど、インド系の独特の美しさを感じる。そして、男の子がギターを聴いている時の目がとてもいい。ギターの音色にやられちゃっている。

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まぁ映画的にどーのこーのは置いておいて、少年時代にギターの音にやられちゃった自分を映画に重ねてしまったんだよなー。当時中学2年生だった自分が、五十嵐のコンサートに行って、そのギターの音色にやられてしまったことを思い出していた。それはここで何度も書いた、「そよ風の頃」のオールアウトツアーだったんだけど、コンサートは、バンドでやった後、五十嵐が一人になって弾き語りをやるんだよね。それもステージの端っこで。これがしびれた。今思うとそんなにすごいテックニックを駆使してたわけではないんだけど(笑)、本当にしびれた。「だきしめたい」のチャーンチャー・チャララとかね(わからねーってw わかる人いるかな〜?www)。

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ミラルドのギターを聴く少年が、あの日の僕だったわけよ。

そしてミラルド役のチャボロシュミットのメッセージ的な台詞もあるんだな。「音楽は譜面じゃねぇ、ここ(耳)とここ(心)だ」
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五十嵐ファンの人は、どんな音楽を聴いているだろうとかね、たまに考えるんだよね。たかやんの松任谷由実とか、池田のKさんのN.S.Pとかね。やっぱり、ポップス系が多いような気がするけど。おそらくAOR系と言われる人たちが多いと思う。AORって言ってもよくわからいけど(書いてる自分もよくわからない)wikiのページにAOR系のミュージシャンが出ている。五十嵐に近い人が多いのが分かる。

日本のAORミュージシャン[編集]

杏里
石川セリ
伊勢正三
伊藤銀次
稲垣潤一
今井美樹
Especia
EPO
大澤誉志幸
大貫妙子
大滝詠一
尾崎亜美
小田和正
オフコース
オメガトライブ
カシオペア
加藤和彦
角松敏生
来生たかお
楠瀬誠志郎
栗林誠一郎
サーカス
崎谷健次郎
Smooth Ace
Sing Like Talking
佐藤竹善
佐藤博
杉真理
杉山清貴
スターダストレビュー
スペクトラム
シュガー・ベイブ
センチメンタル・シティ・ロマンス
竹内まりや
ティン・パン・アレイ
T-SQUARE
寺尾聰
中田裕二
中西圭三
中西保志
NONA REEVES
ハイ・ファイ・セット
はっぴいえんど
プリズム
古内東子
細野晴臣
松任谷正隆
松任谷由実
ムーンライダーズ
八神純子
山下達郎
山本達彦
吉田美奈子
Lamp


話をジプシースウィングに戻すけど、ジプシースウィングはジャンゴラインハルトがはじめた、ジプシーの伝統音楽とスウィングジャズとを融合させた音楽で、主にギター、ウッドベース、バイオリンなどから成るバンド構成で、アコーディオンやクラリネットなどもはいることがある。中心はギター。

ギターは穴がD型や小さな楕円型のクラシックギターで、これはマカフェリスタイルのギターと言われている。ひたすら循環コードをかき鳴らすリズムギターと、最初と最後だけが定形で、あとは超絶テクニックの即興演奏となるリードギターがつくる音楽は本当にノリが良くて最高だ。

スタンダードなナンバーでは、I'll see you in my dreams, Minor swing、Bossa doradoなんかがある。

「僕のスウィング」に出てくるのは、ホンマモンのギタリスト、ジャンゴの継承者とも言われるチャボロシュミット。その他ストーケロ・ローゼンバーグなど有名なギタリストは一杯いるけど、僕が一番惹かれるギタリストは、ヨショ・ステファン。

この映画の舞台はフランスなんだけど、ジプシースウィングは、かなり国境をまたがる音楽のようで、ストーケロ・ローゼンバーグはオランダ人、ヨショ・ステファンはドイツ人である。僕はもっぱらyoutubeでしかジプシージャズを聴かないけど、おそらくヨショステファンのギターが一番ツボをついていているような気がする。





五十嵐の曲でジプシースウィングっぽいものはないかなぁ〜。たまにJ-POPでもジプシースウィングっぽいのあったりするけどね(山崎まさよしの「ヤサ男の夢」なんてそれっぽい)。そういえば五十嵐の今使っているサウンドホールがナイキのマークみたいなギターは、ドイツ製のマルチネスというメーカーのギターだと思う。最近はずっとマルチネスだから、そうとう気に入って使っているんだと思う。五十嵐はブルースマンが好む、ゴリゴリとしたシャープすぎて音が割れるようなギブソン系のギターは使わないね。柔らかい感じの音、だけどボケた感じの少ないギターを好む傾向があると思う。

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と、ヨショステファンと五十嵐のギターマルチネスがドイツ製で同じというところで、今回は締めたいと思います。ジプシースウィングも五十嵐の音楽も最高です。
posted by むし at 00:02| 北海道 ☔| Comment(6) | 好きな音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする