2011年09月06日

wing

wing.jpg
※アルバム「wing」ジャケットより

スマッシュヒット「Because」を掲げたアルバム「wing」
五十嵐の4枚目のアルバムだ。
このアルバムが好きだと言う人は多いと思う。
僕もその一人だ。

A面(なつかC表現)の1曲目「ハートに火をつけて」のアコースティックギター前奏「チャンチャカチャ、チャンチャカチャ、チャンチャカチャカチャカ チャカチャ、チャカチャ」でボルテージが上がってしまうのは、僕だけではないと思う。

その後のボンゴでイってしまう。
これで、wingの勝ちだ。

その後もノリの良い曲、「Because」、「きっとVallely」、「お嬢さんお手やわらかに」、「言葉はいらない」、「つばさ」、「踊り明かせば」がこのアルバムの中心なのだ。

五十嵐といえば、「さわやかさ」ではないだろうか。
スプライトもスカッとさわやかだし。
とにかく、初期五十嵐を表現するには、「さわやか」以外ないと思う。
このwingは、さわやかさが突出した、五十嵐のアルバムで、車に乗っていたり、掃除をしていたり、朝一番に聞いたりするする曲としてはピッタリだと思う。

各曲については、またおいおい書こうとおもうんだけど、このアルバムについて、富沢一誠著の「あいつのモンタージュ」では、こんな風に書かれている。
あいつのモンタージュ.jpg

−−−−−−−−−−−−−−−−−−

昭和57年4月、五十嵐は東京信濃町にあるCBSソニースタジオにいた。
6月に発売されるニューアルバム「ウィング」のレコーディングをしているのだ。
一階にあるカフェテラスで、五十嵐はしみじみと話しかけてきた。
「今年に入ってから、なぜか”ぬけた”気がしています。昨年までは、なにかあったら北海道に帰ればいいやという甘えがあったけど、その甘えはもうありません。ここまできてしまったら、たとえ戻りたくても戻れない。後は怖くても前に進むしかないと言うことがわかったんです。本当に、もうやるしかないんです。」

−−−−−−−−−−−−−−−−−−

なんか、「ぬけた」というのがわかるなぁ〜って。
仕事でもなんでもそうだけど、「ぬけた」感じってある。
良く聞く表現では「開き直れた」ってことだと、僕は思っている。
きっと、五十嵐も開き直った、さわやかな気持ちだったのではないかなぁ。

「開き直る」ってけっこう難しい。
人はよく「開き直ってやれよ」なんて言うけど、そんなんで開き直れたら、もうみんなとっくに開き直っている。「開きなおる」には、その前の段階で頭をパンパンな状態にして、アレコレやってみてそれでもダメで、何日も何日もどん底みたいな気持ちになって努力して、八方ふさがりみたいな状態になった上で、はじめて「開き直り」ができてくる。
開き直ると、今までなんの充実感もなく、秩序もなく積み重ねてきた努力が、案外イイ線だったことに気づいたりするんだ。
地獄をみた後でなくちゃ「開き直り」なんかありゃしない。
物事のスタートで開き直ってみたところで、なんの良さも充実感もありゃしないんだ。

これは僕の想像でしかないけど、それまでヒットを連発してきた五十嵐がとてつもなく大きなプレッシャーの地獄の中で開き直ったアルバムではないかと、僕は想像するんだ。

だから、これはいいアルバムだ。
アルバムのテーマ曲は、wingだから「つばさ」だと思う。
僕は中高時代、この曲からものすごいパワーをもらったのだ。

そういえば、同じ十勝の五十嵐ファンである池田のKさんは、子育て中この曲を聴いていて、子供たちはこの曲が流れると大合唱をしたそうだ。「つばさ」と「ハートに火をつけて」と。

わかるなぁ。一緒に歌いたくなるもん。
五十嵐といえば、コーラスが一つの特徴だけど、「つばさ」はめずらしく男性のコーラスになっている。これがまたいい。アレンジャーである鈴木茂はコーラスの使い方がとてもうまい人なのだと思う。

この圧倒的な「さわやかさ」と「元気さ」
スプライトのようなアルバムwingはオススメの一枚だ。
抜けた五十嵐の傑作だと思う。
wingについては、また次ぎにも書こうと思う。

勝手に紹介しちゃうけど、自分のブログが検索で引っ掛かるかどうかを調べようと思って、「五十嵐浩晃+ファン」で検索してみたら、僕のブログの他に「まだみんの日々」が検索されました。五十嵐のお話が一杯あるとても素敵なブログです。是非みなさんも見てくださいね。

イガちゃん、ファンが一杯だから、頑張ってぇ〜!
上士幌、行けたらいくからねぇ〜!
池田のKさんは、早めに行ってイイ席とるそーですWWW
posted by むし at 01:41| Comment(2) | アルバム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
遙かに遠い学生時代に初めて「WING」を聞いた時に、これまでとは全く別の感覚を受けた。
クレジットを見ると、3rdアルバムに名を連ねる杉真理と大瀧詠一両氏の影響もおそらくあるの
だろうと推察する。
今までの全てのアルバムの中で、ただ一つだけポジションが大きく異なる「WING」。
ジャケットもそうだけど、映画「グローイングアップ」を彷彿とさせる曲調は今も私の実家の
ラックで静かに眠っている。
Posted by ひろ at 2011年09月06日 08:30
ひろさんへ
コメントありがとうございます!
おっしゃる通り、wingはそれまでとは異質のアルバムになってますよね。大滝詠一と杉真理の影響とのこと。
うーん、これを書くと長くなってしまいそう・・・。
杉真理って女の人だと思ってたら、「すぎまさみち」って男なんですねw。今し方wikiで調べました。
なんか日本の音楽の真ん中にいて活躍されている人なんですね。はじめて知りました。
「きっとVallery」のチュルル、チュッチュルチュルルのコーラスもやってるんだぁ。
10代の五十嵐が大好きだった「はぴいえんど」そのメンバーの大滝詠一、鈴木茂が言ってみれば、五十嵐のおしょさんになるわけで、影響はハンパではないと思いますけど、五十嵐も幸せだったのではないでしょうか。
>今までの全てのアルバムの中で、ただ一つだけポジションが大きく異なる「WING」。
うん。まったく同感です。中高時代はそんなことあまり意識していなかったんだけど、年を取るたびそう思ってきて、このアルバムが輝いてきますね。
僕もラックで眠っていたこのアルバム。仕事仲間にCDにしてもらって、今ではCDで聞いています。
Posted by むし at 2011年09月06日 11:01
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