
※アルバム ナチュラルロード歌詞カードより
五十嵐の音楽について、おそらくいろいろな人がそのジャンルについて語ったことだろうと思う。おそらく、五十嵐本人も、「五十嵐らしさ」とは何か?って何度も考えているに違いない。らしさとジャンルはちょっと違うけど、五十嵐の音楽をなにかの言葉で言い当ててみたいと思う人がいると思う。
僕の答えは「ブリージー」だ。
五十嵐の音楽は一般的には、ポップスにジャンル分けされるだろう。評論家富澤一誠著の「あいつのモンタージュ」では、「叙情派ポップス」と命名されている。これについては「?」って感じだけど、ちょっと引用してみる。
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まず、音楽性だが、千春、長渕、龍雲(永井龍雲)をあくまで、叙情派フォークとするなら、五十嵐はどちらかというとポップスだった。だが、単なるポップスではなく、叙情派フォークの雰囲気を残したポップスで、それゆえに、僕は五十嵐デビューしたときに”叙情派ポップス”とわざわざ名付けたほどだ。
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これについて、五十嵐の兄貴分であり、五十嵐を見いだし、北星学園大学時代のバンド「ブリージー」のメンバーである赤間敏彦さんは、同著でこう語っている(ブリージー解散についての発言)。
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ぼくは五十嵐の音楽は新しいと確信していました。フォークのようでフォークでなく、ポップスのようでポップスではなく、まあ、富澤さんが名付けた”叙情派ポップス”がピッタリなんですが、だからこそ僕は五十嵐をどうしてもたくさんの人に認めさせたかったんです。そのためには(ブリージー)をやめちゃダメだと思いました。でも、五十嵐も悩んでいたようですね。もっとボーカルが上手くならなくちゃしょうがないといつも言ってましたから。
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叙情派ポップスがピッタリというのは、富澤さんに対するリップサービスかもしれないけれど、フォークのようでフォークでなく、ポップスのようでポップスではない・・・ってのは言い当てていると思う。
五十嵐のウィキペディアでも、五十嵐がアマチュア時代、「ブリージー」というバンドをしていたというのは記載されている。「ブリージー」といえば、五十嵐ファンなら、2枚目のアルバムのB面の1曲目「ブリージーナイト」を思い浮かべると思う。
♪今夜は〜ブリージナイト 夜が明けるまで〜 今夜はブリジナイト キミと踊り明かそうよ〜♪
もし、ファンに五十嵐ベスト10をアンケート統計をとれば、僕は間違いなくこの曲はランクインすると思う。
そしてもし、五十嵐本人に、五十嵐ベスト10をつくってもらったとしても、このブリージーナイトは上位に入るとおもうんだけどなぁ〜。
僕が行ったことがある五十嵐のライブでは、必ずブリージーナイトを歌っていた。おそらく、五十嵐の中では、五十嵐のテーマソング的な位置づけなのではないかと、勝手に想像してるわけだ。
まだみんさんのブログでも、広島のラジオでブリージーナイトを歌っていたと書かれている。
ブリージー・・・・・・「そよ風」という意味だ。
「そよ風」といえば、「そよ風の頃」を思い出す人もいると思うんだけど、そよ風の頃の作詞には五十嵐が入っている。五十嵐は、このブリージー、そよ風そんな気流に何かこだわりを持っているような気がするんだよね。
ブリージーナイトのなんとも言えない「歌いやすさ」、「ノリの良さ」、「さわやかさ」。
僕はギターをやるんだけど、五十嵐の楽譜を開いて、まず最初に歌いたくなるのが、この「ブリージーナイト」だ。
何かをやりきったとき、嬉しいことがあったとき、そんな夜、そよ風にあたりながら、ブリージーナイトを歌ってごらんよ。
なんか、きっといい感じにならないべかw
僕はなるね。一人で死にたくなるような思いで、何度も徹夜しながら仕事を仕上げて、締切のプレッシャーの中の仕事が仕上がったとき、僕はこのタイミングで、ブリージーナイトを聞いたり、口ずさみたたくなるんだ。たかやんさんならわかってもらえるかなぁ。
だから、五十嵐の音楽ジャンルは、
五十嵐らしさは、
「ブリージー」ではないかと思うんだ。
五十嵐の音楽=ブリージー!
まあ、勝手に僕が言ってるだけだけどね。
五十嵐の外見、声、音楽的な爽やかさは、「そよ風」だよね。ブリージーだよね。
北海道の木立をすりぬけるような、緑多き札幌の街を流れるような。
五十嵐が育った静内の海岸を流れるような、サラブレッドの牧場を流れるような。
このブリージーナイトの作詞のクレジットには「大杉実」と書かれている。
このお方のことを僕は知らないんだけど、もしかしたら、アマチュア時代の「ブリージー」のメンバーなのかなぁー?ってなことを考えている。
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たかやんから教えていただきました。
携帯からコメント出来ず、思ったより書き込みが
遅くなり 残念!
私は「インディアンサマー」が一番好きなのですが
「ブリージーナイト」も大好きです。
わんこのお散歩をする星の綺麗な夜とか
口ずさむととても気持ちよく、あったかい気持ちに
なります。
そういえば随分以前の「ガッツ」か「新譜ジャーナル」(たぶんガッツだと思います)に
五十嵐君の譜面(ギター用コード付き)が載ってまして
「ブリージーナイト」は最初、題名も歌詞も違っていたそうです。
♪今夜はブリージーナイト
夜が明けるまで♪が
♪ルンビニーなんとかへ
(なんとかの部分は忘れました)
キックボクシングしに行こうよ♪
だったみたいです(笑)
五十嵐君のCD化、実現させましょうね!
今日は別のところからメールしていますので
しばらくは携帯から読むだけになってしまい
またまた残念!
これからも宜しくお願いいたします!
むしさんのブログ、楽しみです!
コメント嬉しいです。ありがとうございます。
インディアンサマー、イイ曲ですよね。
僕も大好きです。
youtube見ましたか?
http://www.youtube.com/watch?v=mmYBLMpt8mk
ボサノバのリズム、五十嵐のギター、爽やかな歌声、パーフェクトですよね。
そのガッツに載っていた楽譜って、ブリージーナイトの原曲なんですかねぇ?それは超マニアック情報ですね。
それにしても、ブリージーナイトのリズムで、
今夜はブリージナイト→ルンビニーなんとか♪
リズム的には分かるけど、「ルンビニー」ってなんだぁー(大爆笑)
夜が明けるまで→キックボクシングしようよ♪
こ、これは、ゴロがあわない・・・
それに五十嵐とキックボクシングのイメージが合わない・・・(笑)
初期五十嵐の楽曲はアマチュア時代のものもけっこうあるから、原曲の詩ってのは興味深いですよね。
去年の帯広のライブでは、ペガサスの朝の原曲も披露されたんですよ。ちょっと詩の内容はわすれちゃいましたけど。
コチラこそ、これからもよろしくお願いします。
けっこう間違ったことも書くし、自分の思いで話に走ってしまうところもありますが、よろしくお願いします!
「人が違えば、見方も違う」ですね。
ギターのことなんか、気にしたこともなかったので目から鱗です。
とても、おもしろく読ませていただきました。
ツイッターの検索に引っかかった「ねまき猫」さんのつぶやきにペガサスの原曲をデビュー前に聞いたと言うのがあり「淡いオレンジのライトが君を照らしてとてもきれいだよ」という歌詞がありましたけど…
私は30年近く前に岡山の短大の学園祭で聞いて以来五十嵐さんのライブに行けていないのでむしさんがとってもうらやましいです。
ギターはやってる人は、プロはどんなギターを使っているのか興味津々なのです。だから、どうしても目がギターのメーカーのマークや、色や形に目がいってしまうのです。
ペガサスの原曲はそのような詩だったのですねぇ〜
そういえば、なんとなくそんな風に歌っていたような気がしてきました。
五十嵐の詩は、ストーリーがあるんですけど、ペガサスを含めた作詞家 ちあき哲也さんは、おそらくストーリーなど全く無視して、素敵な言葉をモザイク状に組み合わせる人だとおもうんですよね。
やっぱり僕は北海道で恵まれていると思います。こんどの22日ライブの模様は、みなさんがあたかも帯広のライブハウスにいたという錯覚をするほど、いいレポートを書きたいですね!
埼玉に住む五十嵐さんのファンです。
まず、大杉実さんですが、記憶があいまいですが、私の記憶だと赤間さんのお友達で初期のブリージーメンバーだったような。
レコードやCDになっていませんが、デビューしたころライブで歌っていた「メミィ」も大杉さんの作詞だったと記憶しています。
「ブリージーナイト」の原曲にでてくるのは「ルンビニスタジアム」です。ひとりで指プロレスで遊ぶなど格闘技観戦が好きな五十嵐さんらしく、ルンビニスタジアムはタイのバンコクにあるボクシングのスタジアムだそうです。雑誌かなにかで五十嵐さんの発言として載ってきた気がします(もう30年前の記憶があいまいです、すべてにおいて)。
何年か前に勤務先の社員旅行でタイに行ったときにオプションでボクシング観戦にいきましたが、残念ながらその日はルンビニスタジアムの定休日で別のスタジアムでの観戦になってしまいました。
オプションを申し込んだのは女性では私だけでしたが、当然アタマの中ではずっと「ブリージーナイト」が流れていました〜。
と、こんな記憶力が低下したオバサンですが、よろしくお願いいたします〜。
はじめまして。コメントありがとうございます!!
スゴイ!五十嵐のことスゴクお詳しいですね!
そうですか、大杉実さんは、赤間さんと共にブリージーのメンバーだったんですね。これはイガwikiです!
なぎさんが、くれてコメントの、「ルンビニー」ってルンビニスタジアム・・・タイのムエタイ競技場だったなんて・・・だから、キックボクシングなんですね!
そしたら、♪今夜は〜 ブリージナイト〜 夜が〜 明ける〜 まで♪は、
♪ルンビニ〜 スタジアム〜 キック〜 ボクシング〜 しよよ♪
となるんですかね。
さすがに、この詩でレコードは作れませんね(笑)
でも、オチャメな五十嵐の側面ですね。
タイに行く機会に、ルンビニスタジアムまで見ようとしたその五十嵐熱には、ただただ頭が下がる思いです。
タイのモンモンとしたムエタイ会場で、キックボクシングを観戦しながら、頭の中でブリージーナイトをリフレインさせているMAYさんは素敵すぎです(笑)
僕も自分の曖昧な記憶を絞りだしながら、このブログを書いています。だから、けっこう間違いがあったりすると思うのですが、そのときはご指摘ねがいます。
でも若い(僕の場合幼いですが)頃、大好きだった五十嵐の音楽にまつわる記憶ですから、けっこう思い出せたりもするんです。若い時期、夢中になった記憶ってスゴイですね!
大杉さんの記憶はあいまいなので間違っていたらごめんなさい!
31年間のファンですが、今や先月に自分でした事を覚えてないですからね〜。
雑誌の切り抜きとか、探せばあるはずなんですが。
また素敵な話題をご提供くださいね。
出先からのコメントで、しかも30年前の中途半端な
記憶で申し訳ありませんでした!
雑誌に載っていたのは「ブリージーナイト」
そのものなのですが
「ルンビニ〜」は編集者の方のコメントでした。
むしさんのリコメント、読ませていただき
「わ〜!やばい!」と
私の文章の稚拙さにめげながら
移動中で編集者の方のコメントだと書けないまま・・・
ただ、曖昧な記憶は本当で
MAYさんのコメント、読ませていただき
「そうそう、確かにそうだった〜!」と
懐かしく思い出されました!
MAYさん、詳しい情報ありがとうございました!
記憶の不確かさ、申し訳ありません!
むしさん、これからも楽しく読ませていただきます♪ありがとうです!
了解しました。ぼくも曖昧だらけで、ブログなんて書いていいのかと思っているほどなのですが、別にwikiに書くわけでもないし、イガリンも許してくれると思います。曖昧な記憶については、「曖昧です」とみんな書いているから、大丈夫ですよ。
大杉さんは、ブリージーナイトの他、冬子の朝、今はひとりで、だきしめたい と、名曲の作詞になっていますね。
雑誌の切り抜きとかあれば、それは本当に財産ですよね。五十嵐ライブに持っていけば、五十嵐も喜ぶと思いますよ!
とにかく、スゴイ情報でした。ありがとうございます。これからもよろしくおねがいしますね!
すみません。なぎさんは悪くないですよ。
楽譜がそうだったなんて、なぎさんのコメントにはありませんから。
そうです。実はぼくそうとう思いこみが激しい、小ボケおじさんなんです。勝手に楽譜がそうだったと思いこんでしまいました。
編集者のコメント欄に「実は・・・」というエピソードがあったのですね。了解です。きっと小さな記事だとおもうのですが、なぎさん、MAYさん両方覚えてられるというのは、スゴイことですね。
当時きっと、五十嵐情報を隅から隅まで読んでいたのでしょうね。
みなさんの情報は僕のしらない事ばかりで、本当に驚かされます!こちらこそ、ご丁寧にありがとうございました!
ご丁寧なお返事ありがとうございました!
それから
「インディアンサマー」のyoutobe観ました。
アコギバージョン・・・
涙が出ました。私の青春の中の大切な歌・・・
何年も弾いていないギター。
また練習したくなるような・・・
そんな優しい音色にも感動!
あ〜、やっぱり良いです〜♪
ありがとうございました!
youtubeみましたか!
この動画は僕も大のお気に入りです!
なぎさんのベストソングなら、思いもひとしおだと思います。
僕みたいなド素人が言っても、何の説得力もありませんが、五十嵐は初期よりもはるかにギターが上手くなってますね。
ブログにも書いたんですが、金曜日に僕の尊敬するギタリスト中川イサトさんのライブに行ってきたんですが、イサトさんは、「俺がラグタイムギターを弾きながら歌を歌えるようになったのは55歳だ」と言ってました。
ギターをやると、チューニング、コードチェンジ、Fなどのバレーコード、あり得ないほど離れた位置を押さえること、ピックの扱い、スリーフィンガー、リードソロ、アドリブ数々の壁がありますが、イサトさんでさえも、何年もかかって地道に練習してできるようになってるんですね。
この五十嵐の素敵なボサノバ、右手のタップというのか(たたいてカットする技術)は、本当に板について、いい感じですね。
ちなみに、五十嵐のギターの先っぽについている小さなクリップみたいなものは、チューニングを合わせるチューナーなのです。この前、イサトさんのライブでイサトさんがつかっていたので、この動画のナゾがとけました。
インディアンサマーについての紹介も是非ブログでしたいですね。
色とりどりのネオン、街に映える頃、二人窓の外見ている
テーブルには冷め始めたミルクティー二つ
約41年前の原詩です。
二人が初めてNHK地方局に出演した時は、大杉と一緒にテレビを観てました。
で、何でオマエ一緒にやらなかったのと一応聞いたら、就職しないとな。でした。
コメントありがとうございます!!!
チャンキーさんは、ブリージーに近しいお方なのですね。赤間さんたちと同じ音楽サークルだったのでしょうか。
大杉さんはやっぱりブリージーのメンバーだったということですよね。本来ならば、赤間さんと五十嵐と3人で出るはずだった方・・・
淡いオレンジ色のライトが君を照らしてとてもキレイだよという原詩は、静内高校のクラスメートの詩なのですか!!
ということは、ペガサスの曲は静内高校時代に出来たもので、淡オレの詩はその当時に五十嵐のクラスメートが作ったもの・・・、これは初めて知りました。
ぼくはてっきり、ブリージー時代に、曲も詩もできたのだとばかり思っていたのです。
それにしても、ブリージーナイト作詞の大杉実さん・・・この方の詩はとてもイイですね。情景がとても目に浮かびますし、冬子の朝、だきしめたい、今はひとりで、MEMIと、美しい風景の中に揺れる心情がとても自然に描かれていると感じます。