2011年09月09日

秋田2号(秋田1号の間違い)

秋田2号.jpg
※旺文社「あいつのモンタージュ」より

※まだみんさんからの訂正で、「秋田2号」→「秋田1号」だったそうです!すみません!

秋田2号。狩人のあずさ2号のことではなく、米の品種ことでもなく、ジャガイモの品種のことでもない。かつて五十嵐が愛用していたギターのことである。五十嵐はしばらく、木目調の「秋田2号」というタカミネのギターを使っていた。昔ヤングフォークという雑誌があって、それにこのギターの話が載っていたのだ。僕は立ち読みして、五十嵐の記事や写真が多いとき、この雑誌を買ったことがある。

ちょっとズレるけど、当時、ポケット式の下敷きを使うことが流行っていて、ポケットの中にみんなそれぞれ、好きなアイドルとか、ミュージシャンのブロマイドや雑誌の切り抜きを入れるのだ。女子は当然たのきん、シブガキ、チェッカーズのようなアイドルの切り抜きを入れていた。なめんなよとか、ツッパリとか、いろいろあったけどね。

僕は五十嵐の切り抜きを入れていた。ヤングフォークの五十嵐の切り抜きだ。

その雑誌はもうどこにいってしまったか分からないけど、五十嵐のギター「秋田2号」の記事について、曖昧な記憶からその内容を書くと、五十嵐はコンサートの遠征先で、自分のギターがないことに気づく。どうしようもないので、急遽楽器屋さんに行って買ったのが、この「秋田2号」なのだ。

おそらく、五十嵐は秋田2号の音をとても気に入ったのだと思う。僕が行ったコンサートもこの秋田2号を使っていたし、トップに貼った「あいつのモンタージュ」に使われているこの写真も、これはおそらく「秋田2号」だ。

当時は肌色の木目のギターがスタンダードだった。安物から、縁に貝が貼られた高級品まであったんだ。ぼくは当然YAMAHAの1万円のギターの安物を持っていた。肌色の木目のやつ。
この秋田2号は焦げ茶色の木目だ。かっこよかった。

この秋田2号はたしかそれほど高いギターではなかったと思う。だけど10万ぐらいはするギターではなかっただろうか?これは曖昧な記憶だけど。

五十嵐が使っているこの秋田2号は、僕のあこがれのギターとなる。焦げ茶色の木目のギターがかっこよかったし、なんといっても五十嵐がとてもかっこよくこのギターを弾くからだ。でもとても中学生の手に届く代物ではない。

ところが、僕の中学時代の、音楽好きの友達のマリヒトが、このギターを買ったのだ。マリヒトは五十嵐ファンではない。その代わり、ハンパじゃないほど、アルフィーファンだった。とりわけ坂崎幸之助のファンだったのだ。マリヒトの家は金持ちなので、買ってもらえたのだろうけど、五十嵐ファンの自分としては、本当にうらやましかった。

その後、マリヒトは中学校の学校祭で、この「秋田2号」を掲げてライブをする。ベース、アコースティックギター、エレキギターの3人バンドだ。その名は、「ジ・アルフィー」!
そのまんまやんけぇ〜〜〜!もちろんオープニングは、メリアン。

マリヒトは黄色縁メガネに、カーリーヘアー(もちろん学校では禁止)。奴は天然パーマとウソをつき、カーリーヘアーに黄色縁メガネで毎日学校に通っていた。カーリーヘアーと黄色いメガネは、当時の坂崎幸之助のそれと全く同じだった。しかし、坂崎は背が低いけど、マリヒトは185センチはあろうと思われる大男。

そういえば、地域FMラジオ三角山放送局の五十嵐特集の時、五十嵐がアレンジャーの清水信之氏の元を訪ねた際、結局道具なんてたいした重要ではない。みたいなことを言われたことを話していた。五十嵐は、それはギターでも同じで安いギターでも弾き方で、いい音がでるんだみたいなことを語っていた。

五十嵐が何十万もするギブソンやマーチンを使わずに、秋田2号を愛用し続けたのも、五十嵐がそのギターでいい音を出せたからだと思うし、これは好みもある。僕はこれにまったく賛成で、社会人となって、自分の小遣いがある程度使えるようになったとき、10万円握りしめて、札幌の楽器屋「キクヤ」にギターを買いに行った。

そして、片っ端から10万以下のギターを弾かせてもらったのだ。たしかにギブソンやマーチンのギターは10万以下では皆無で弾けなかったけど、けっこう名の通ったメーカーのも弾いたんだ。
だけど、僕が買ったのは、4万円のエピフォンだ(韓国製)。エピフォンはエレキではけっこう高くて、いいギターを作っているが、アコースティックギターでは無名だ。

でもそれが一番いい音を出していたし、僕は気に入ったのだ。

話をちょっと、マリヒトに戻すと、地域FM三角山放送と地域がダブる、札幌中央区圏で、ラジオカロスというFMがある。実はこのラジオカロスは、マリヒトが立ち上げたFM局なのだ。ラジオカロスを調べてみると、あいかわらずマリヒトはぶっちゃけトークを炸裂させ、けっこう人気のパーソナリティーのようなのだ。

今は帯広でラジオカロスは聞けないけど、是非聞いてみたい。それにマリヒトは札幌地下街でライブをやったり、CDまで出しているというのだ。あいかわらず、ギター好き、音楽好きのようだ。僕からすると、雲の上のギターだった「秋田2号」は、マリヒトの手に渡って、彼がCDまで出したのだから、価値ある投資だったんだなぁ。


去年の帯広ライブに行ったとき、五十嵐はさすがに「秋田2号」は使っていなかった。だけどYAMAHAのギターをつかっていた。あいかわらず五十嵐のギターの音は心地よく、ツボを押さえたフレーズに聴き惚れた。
世の中、上手いギタリストは山のようにいるけど、ツボを押さえたギタリストは少ないと思う。テクニックに走りすぎて、ハイポジションで単音を早く鳴らしたところで、いいギターサウンドにはならない。
五十嵐のギターはいい感じだと思う。
(ってエラそうに言ってみた)


なんか、マニアックな話になってごめんなさい。
posted by むし at 01:01| 北海道 ☁| Comment(4) | イガwiki | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
むしさんこんばんわ
えっとですね、訂正なんですけど、自分の切り抜きが出てこないのでヤフオクでちょっと買ってみたらこのヤングフォークの記事がありまして、「秋田2号」ではなくて「秋田1号」みたいなんですけど。

今度のパソコン教室で出来たら記事ブログにアップしますね、でもちょっとのまちがいはあっても、よく覚えてましたね、むしさんの情熱を感じます。

Posted by まだみん at 2011年10月25日 00:44
まだみんさんへ

わぁおー!訂正ありがとうございます!!!
そうですか、ヤングフォークのその回のやつ、ヤフオクにありましたか!!それはアップ楽しみです!

でも、なんで僕は「1号」と「2号」間違えたのかなぁ。人の記憶ってあいまいですねぇ。タイトルからして違う!僕は何十年も秋田2号だと思ってました。五十嵐に「秋田2号に今のギター似てますね!」って言ったとき、別に訂正されることなく「そうなんだよね」と答えてくれたんですけど、きっと、訂正するのも面倒だったんでしょうね。

とにかく、原本を取り寄せて、訂正していただき、ありがとうございます!
Posted by むし at 2011年10月26日 01:18
追伸

コメント書いてからずっと考えてたんですけど、むしさんのお友達のマリヒトさんはむしさんの下敷きを見て五十嵐さんが自分と同じギターを「秋田1号」と呼んでるのを知っていた。
では、自分のギターは「秋田2号だ」と呼んでたんじゃないでしょうか?そう考えるとスジが通ると思うんですけど。

マリヒトさんが「秋田2号」と呼んでるのをずっと聞いてたのでそっちが記憶に残ったんではないかと…

違いますかね?
Posted by まだみん at 2011年10月26日 21:24
まだみんさんへ

なんだか、ソコまで考えてくれたなんて、嬉しいなぁ。マリヒトが「秋田○号」と言ってたのは、きっと、同じヤングフォークを見てたからだと、僕も思うんですよね。とにかくフォークにどっぷりひったってましたから、僕もマリヒトも。
僕の下敷きはきっと、マリヒトは見ていないとおもうんですけど、ちょっとそこまで覚えていませんね。
そして、五十嵐が1号なら、俺のは2号だって感じでマリヒトが言っているうちに、僕の中で「秋田2号」がスリこまれていったと・・・なるほど。

なんかそうな気がしてきた!!

そうでないとすれば、僕の勝ってな勘違いと思いこみですね(笑)
Posted by むし at 2011年10月27日 14:56
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